S.E.T. BREACHING ACADEMY JAPANの講習を行いました。
講習では、まず日本語解説の動画を座学形式で学んでいただきます。
基本的なドアの構造からツールの特徴・使用方法などを把握していただく事により、単純に扉や窓を破壊するのではなく論理的に、ブリーチングとは何をするのかを理解していただけるようになっております。
動画での座学の次に、トレーニングドア・ブリーチングツールを使用した実地講習を行います。
↑↑トレーニングドアの特徴を説明しています。
同条件で繰り返し反復練習ができ、頭で理解し体に覚えこませる事が可能になります。
↑↑外開きドア(引き戸)のブリーチング講習風景です。
安全を第一に、一挙一動を確認しながら丁寧に技術をお伝えいたします。
↑↑内開きドア(押戸)のブリーチング講習風景です。
ツールの使用方法だけでなく、体の使い方もお伝えいたします。
↑↑トレーニングウィンドウを使用したガラスブリーチングの講習風景です。
SETのツールを使用する事で、素早く安全な突入口を作る事ができます。
使用するガラス素材は通常の窓ガラスから、高強度のラミネートガラスまで手間なく交換する事ができるので、複数の隊員の方へ時間効率よく反復訓練が行えるようになっています。
↑↑アカデミーで設定されている講習外での想定訓練の様子です。
トレーニングドアが取り付けられているSET BREACHING RIGというコンテナ様式の訓練施設は、ブリーチングだけでなく突入後の建物制圧までを想定した訓練が可能です。
また、組み合わせ方法によっては3階建てや4階建て等の施設に組上げる事ができるので、ラダーをかけて2階部分以上への突入、屋上や高層階からのラペリングによるブリーチング・突入訓練が複合的に行えます。
実戦に近い反復した訓練が行えることで、小雨の降る中にもかかわらず、今回訓練を行った隊員の方々も熱のこもった訓練をされていました。